『名探偵ピカチュウ』がテレビ放送されたけどやっぱりよくわからない

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「読まれるブログ」を作るためにやっていることを50個書く - ジゴワットレポート

 

 


ジゴワットレポート」の結騎了さんによれば、ブログで映画について書いた記事は3回読まれるタイミングがあるという。①映画が劇場で上映されている時期と、②映画のDVDやBDが発売された後、そして、③映画がテレビ放送された直後。そして、観に行ったらすぐにブログに書き、②や③のタイミングでTwitterにリンクを貼れば、より読んでもらえるという。

 

なるほどそしたら『名探偵ピカチュウ』がテレビ放送されるから、ブログ記事を貼るぜー!と思ったが、僕は公開当時映画館に観に行ったにも関わらず名探偵ピカチュウのブログ記事を書いていなかった。

 

映像の綺麗さと世界観の作り込みに圧倒されて、ストーリーがいまいち理解できていなかった。「なんかポケモンがいて、もふもふして、戦って、終わった」くらいの感じだった。映像はとても魅力的で、ごちゃごちゃした街中にポケモンがしっかり溶け込んでいる。映画を見終わって外へ出ると、街にポケモンがいないことに違和感があるほどだ。

 

今一度ストーリーをちゃんと理解していきたい。研究所の真相に迫ろうとしたハリーがミュウツーに襲われた。ミュウツーは最初からハワードの精神を移すつもりで捕まえたのかな。その辺りがよくわからない。ポケモンに精神を移し替えたいなら一人で勝手にやればいいのになぜ街の人たちを巻き込んだのか。ロジャーはいいやつなのか悪いやつなのか。これもやっぱりよくわからん。もう一回くらい見ないと理解できないかもしれない。でも世界観だけで価値がある映画だと思う。

 

 

 

 


『名探偵ピカチュウ』は決して出来が悪い映画ではないと思っている。しかしこの映画の前に、『ジョジョ』や『ハガレン』を観てしまっている。『ジョジョ』や『ハガレン』は悪い映画ではないが、100点はつけられないだろう。さらにはハリウッド映画で言うと、過去には『ドラゴンボール』が大幅な改変を受けている。公開前は不安と不安が入り混じり、100点は期待していなかった。ただただ無難な出来であってほしいと願いながら、劇場に足を運んだのである。

 

評判についてはTwitterを見てもらえばわかるが絶賛の嵐である。こうなるともう敢えて粗を探したいくらいの絶賛の嵐。ポケモンを全く知らない人が見ても、良いものになっていると思う。初代ポケモン赤緑を小学生の頃にプレイして、一緒にアニメも見ていた世代…主に今30代くらいだと思うが…そういう人間にはガン刺さりで、さらにシリーズを通してプレイし続けてきたファンはもう最高と思ってしまうような、そんな映画だった。吹き替えに関しては僕はあまり気にならなかった。竹内涼真も飯豊まりえも変身ヒーローの特撮経験があるため馴染み深いこともあり安心してみていられた。

 

 

 

 


この映画新しめのポケモンと初代からいるポケモンの配置のバランスが素晴らしいと思う。この方が言うようにたしかに最初はカラカラをゲットし損ねるところから始まりベロリンガコダック、ゲンガー、リザードンコイキングバリヤードなどを出してくる。周りにブルーやドゴームなどがいたり背景にもゴルーグなど新しめのポケモンたちがいる。

冒頭でピジョットのすぐ後にバッフロンを出すことで「新しめのポケモンもガンガン出しますよ」という提示になっていると思う。だってあそこケンタロスミルタンクでもなんら問題ないだろうに敢えてバッフロンなんだもの。そして敵として襲い掛かるゲッコウガや、巨大なドダイトスを見て「知らないポケモンだ…」と初代しか知らない人が不安になっているところのフシギダネの安心感。最終決戦ではピジョットの背中に乗るピカチュウ、強敵のミュウツーメタモンピジョットに乗るピカチュウなんて、実家のような安心感ですよ。

 

 

 

 


ゲームをやっているとポケモンはただの戦闘のためのユニット、駒として見てしまいがちだが、実写映画として映し出されたことで実際のサイズ感や質感、体表は毛なのか鱗なのか羽毛なのかなどのリアリティが生まれようやく生き物として見ることができるようになったと思う。

 

よく考えたらやっぱり6匹連れ歩く上に全部強いだなんて異常なことだというのがわかる。ルーシーなんてコダックの扱いに気を配り自分の車の中で常に彼が好きな音楽を流し続けている。ライムシティはモンスターボールを使わない街のようだが、生き生きとしたポケモンたちを見てたらモンスターボールに戻すなんてことはできそうにない。リザードンのトレーナーの彼だって悪役に見えるがおそらくヒトカゲから手塩にかけて愛情を注いだに違いない。