男は絶対に絶対に強くなければならない!!!

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ちょっと前に不動産管理の会社が変な大学教授にインタビューしていて、男性だってジェンダーバイアスに苦しめられている、これからの時代男らしくある必要はないみたいなことが書かれていて、すごく違和感というか説得力がないなと思った。

「男」は強くなきゃ、なんてない。 - 田中 俊之 | LIFULL STORIES

大学教授ってことはお前めちゃめちゃ稼いでいて結婚もしてるだろうが、と。でも初めて読んだ時はスルーした。しばらくしても心に小骨が刺さって抜けないような感覚があるので、以下僕がその記事を読んで考えたりしたことを書いていこうと思う。僕は今意地でブログを書いている。あえてその記事とは真逆のタイトルを付けた。

 

僕がその記事を読んで引っかかったのは、無理してお金を稼がなくていい、みたいなことが書かれていたからだ。僕はいま非正規雇用で、なんとか収入を増やすために頑張ろうとしていたので、そんな自分を否定されたような気分になった。あと僕は正直ジェンダー論というのは反対派というか、従来のままで構わないと思っている。男性は昔からの男性の役割、女性は昔からの女性の役割、いわゆるジェンダーロールというやつだが、それを果たす方が日本という国にとって良いことだと考えている。まあ件の文章は、ジェンダーロールに囚われて苦しむのはやめよう、みたいなことが書かれているのだが。

昔女性のことを「産む機械」と発言して叩かれた政治家がいたが、いくら男性が金を持っていようが力が強かろうがイケメンだろうが福山雅治だろうが、女性がその気にならなければ日本の人口は増えないので、すべての出産適齢期の女性は結婚したあとは家にいていただきたい。ただしこれは僕の個人的な考えであり、他の人に押し付けるようなことは絶対にしない。これを読んでくれた人は、いろいろな考えの人がいるなぁ、くらいに考えてほしい。全ての女性には働き続ける自由、産まない自由、育てない自由というのがある。それに僕は今のところその理想の男性のジェンダーロールというやつを全くできていない。

そこで件の文章を、もう一度冷静になって読み返してみる。すると、実はそこまで変なことは書かれていない。セクハラがいけないことは大前提で、あとは平日の昼間に住宅街を彷徨いてる男性を無条件に疑うのはよくないだとか、子供に対して「男の子だから泣いちゃダメ」という教育はよくないだとか、そういったことが書かれている。それはその通りだと思うし、また結婚についても、無理にしなくてもよいというのもまあ理解できる。結婚したくないから結婚しない人は自由に過ごせばいい。本当に考えるべきは結婚したくても結婚できない人たちのことである。

しかし件の文章でどうしても納得できないのは、無理して稼ぐ必要はない、みたいなことが書かれていた点である。これも結婚と同じで、稼ぎたくないのなら無理して稼ぐ必要はないと思う。だが稼ぎたくても稼げない人は、そこで思考停止せずに、どうにか足掻いて自分で稼ぐには何が向いているかわかるまでいろいろ試すべきだと思う。思うし、自分もそうありたい。

たぶんこのジェンダーロールの話は、多角的に論じる必要がある。一つの側面を見ただけでは解決できそうにない。ただ今更になるが、僕は社会学者でも経済学者でも政治家でもない。だからこそ、この大学教授とやらには、無責任なことを言ってほしくないと感じた。弱者男性が、結婚しないのはまあいいとしても、金をたくさん稼ごうという努力をしなかったらどうなるのか。その受け皿はあるのか。そこまで考えてほしい。

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