Twitterの「金配りおじさん」の実態とは

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

f:id:snow_in_the_moon:20220920180017j:image

 

昔はよくネットサーフィンという言葉が使われていた。インターネットを海に例えば波に乗りながらブラウジングすることをそう呼んでいた。それでいうとTwitterは川の流れに近いだろう。情報が次々と流れていき、流れた情報を掬い出すことは困難を極める。

今回はそんな大河の一滴の中から、「金配りおじさんの実態」を記録しておきたい。

 


タイムラインに以下のようなツイートが流れてきた。

 

f:id:snow_in_the_moon:20220920175710j:image

金配りというのは、Twitterにたまに現れる「フォローとRTで抽選し、当たったアカウントに高額な金をプレゼント」と称しているアカウント、またはその書き込みのことであろう。某ZOZOTOWNの社長などが有名である。しかしそのようなアカウントの、プレゼントに当選した人が、いつの間にか犯罪の片棒を担がされていたという話である。

野田阪神|Osaka Metro

 

f:id:snow_in_the_moon:20220920175757j:image


上の図で説明されているような金の流れであるらしい。

金配りアカウントは何の得があってやっているのか疑問だったが、まあフォロワー数を増やす目的だったり、悪くても詐欺に引っかかりやすいアカウントのリストなんかにされてしまっているのだろうくらいに考えていたが、まさか特殊詐欺の振込先にされてしまうとは夢にも思っていなかった。

金配り被害者は、自分が当選したと聞いて、詐欺師に自分の銀行口座を伝える。しかしその金配り被害者の口座を、詐欺師はそのまま特殊詐欺の被害者へと伝えてしまう。そうすると特殊詐欺の被害者は、金配り被害者の口座へ、金を振り込んでしまう。今度は詐欺師から金配り被害者へ連絡して、振り込みミスなので、金は返してほしい、今度は間違いがないように手渡しでお願いしたいと伝える。そして金配り被害者は、詐欺師へと金を手渡しする。特殊詐欺の被害者と、金配りの被害者は、銀行口座でやり取りをしているが、詐欺師と金配り被害者は手渡してやり取りをしているのがポイントである。詐欺師と金配り被害者がTwitterのDMでしかやりとりをしていないのであれば、アカウントを消されたり無視されたりしたら個人での追跡は難しくなる。


一応以前から、金配りアカウントに対しては注意喚起が行われていた。

 

f:id:snow_in_the_moon:20220920180121j:image

 

身近なはずのTwitterにこのようなトラップを仕掛けるやつがいるとは、なんとも許し難い。今回のように被害者が出てしまっているのも残念である。しかしこうやって彼らの手口を広めることで、被害者を減らし、最終的にはTwitterから詐欺師を追い出すことができたらいいなと思う。

 

 

 

 

参考:

https://twitter.com/084mayu/status/1470193772776812544?s=21&t=uDABC-m3Uty0-oPMhNaJkg

https://twitter.com/oogakesanmelon/status/1571710780202164224?s=21&t=uDABC-m3Uty0-oPMhNaJkg

https://twitter.com/kibi8888/status/1571977503736221697?s=46&t=mD4tQ61DAU0bPoEVZo6zWA