例の元首相が銃で撃たれて亡くなった件について考えたこと感じたことをブログに書こうか迷っていた。政治の話はあまりしない方がいいよな〜と思っていたけど国葬の方向で動いていると聞いて、このモヤモヤを記しておくことにする。
安倍晋三さんが亡くなったことはとても残念に思います。御悔やみ申し上げます。
まず、僕は自民党を支持していないが、安倍晋三さんについては悪くは思っていない。このことも書こうか迷ったのだが、僕が選挙で投票に行って、毎回自民党以外の党に票を入れても、毎回自民党が勝つので、僕の票が反映されてるのか？？？僕が投票に行く意味あるかな？？？と考えてしまう。しかし、僕は「若い人は投票に行かないからな…」と言われるのが嫌で、その一心で、毎回投票に行っている。もう36なので若くないことはわかっている。しかし僕は、いわゆる世間でいうところの「普通」になりたいのである。僕が個人的に、投票をしたくてしているので、もしこのブログを読んでいて、さまざまな事情で、投票に行かないと言う人がいても、責めるつもりは全くないし、おかしいとも思わない。自民党を支持している人も、おかしいとは思わない。ちなみに自民党を支持しない理由は、「毎回同じだとつまらない」からである。
もう一つ、安倍さんの国葬には、僕は賛成であるということ。これはなぜかといえば、やはり氏が偉大であるからである。少なくともトランプと一緒にゴルフをして、プーチンと一緒に風呂に入った。リオデジャネイロに、スーパーマリオのコスプレで現れた。滑舌が悪く、おまけに語彙が少なくて、どんなフルーツを食べても「ジューシー」しか言わない。そんな彼が亡くなった今回、イギリス女王やインド、アフリカ、国連、ロシアのプーチンや中国の習近平、果てはローマ教皇やタリバンさえも弔意を示した。外交が成功していたかはともかくとして、精力的に活動していたことは間違いない。顔の広さが窺える。そんな彼を適当に扱ったら、世界中からガッカリされてしまう。それだけではない。先日の葬儀には、台湾の副総統がお忍びで現れたという。こんな調子で、明日はアメリカの偉い人、明後日は中国の偉い人、その次はイギリス、フランス、ドイツ…みたいな調子でバラバラに来日されたら、個別にもてなさなければならず、また警備が大変になってしまう。ただでさえ今回警備体制の不備がいわれているというのに。だから、安倍晋三の国葬は行うべきだ。みんな同じ日にくるようにして貰えば、その日だけに全力を注げばよくて、返って安くつくはずである。葬儀とは、残された者の為に行うのである。
でもそんな偉大な安倍晋三に対して、モヤモヤした感情がある。それは、今回の山上徹也容疑者の動機の供述によるものだった。彼は、母親が統一教会に多額の献金をして、家庭が滅茶苦茶になったという。そして、本当は教会の幹部を狙いたかったが、難しかったので、安倍晋三に狙いを切り替えたらしい。そして、彼が安倍晋三を狙うことを決めたという動画があるらしい。それによると、安倍晋三が統一教会の韓鶴子総裁に敬意を表すると発言している。自分の家族が滅茶苦茶になる原因となった組織の総裁に対して敬意を表すると発言した人物を憎むというロジックは、わからなくもない。だからと言って彼の行為が正当化されるわけではないが。僕がもやもやしているのはここである。統一教会は、1980年代に霊感商法で社会問題となった宗教団体であるという。全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)なる組織があり、統一教会の被害者に対しての相談を受けおったり、救済に取り組んでいる。彼らによると、統一教会は経典を１冊3000万円で売りつけるとのこと。また、信者から献金を求め、お金がなくなったら、借金してまでも献金を求めるらしい。全国弁連によると、統一教会は信者に対して破産申告のやり方さえ指導するという。個人的な意見だが、どう考えても悪の組織である。こんな悪の組織の活動を、安倍晋三は知らなかったのだろうか。真っ当な宗教団体なら、敬意を表するのは問題ないと思う。しかし統一教会の被害者はたくさんいるのだ。そんな悪の組織の総統に対して、愛すべきユーモアに溢れたおじさんこと安倍晋三が、敬意を表するなどという発言をしたのが、僕の中で納得できない。安倍晋三が本当に立派な人物なら、こんな悪どい組織に対してそんなことするわけない。そんな人物に対して、国葬というのは、ちょっとだけ疑問符がついてしまう。それとも国のトップなら、清濁併呑して裏の顔を持つ腹黒ダヌキであることは当たり前なのだろうか。山上徹也容疑者については、同情の余地があるように思える。何度も書くが、だからと言って彼の取った手段が正しいとは思えない。
参考(思い出したら追加します
