2022年7月3日に「映画 ゆるキャン△」を見てきた。
【ゆるキャン】少しの勇気がきっかけで動き出す世界【△】 - 宵闇林檎〜中身ゆるゆるブログ〜
映画化が発表されたときは、正直不安だった。そんなものよりアニメ3期を作って欲しかった。
みんなが大人になった頃の話と聞いて、さらに不安になった。
しかし今、ブログでこの文章を最後に書いているが、鑑賞後しばらく経ってみると、そんなに悪い映画ではなかったなと思っている。
以下内容についてネタバレあり。
鑑賞直後の評価としてはよくもまあスッキリしない映画を作ってくれたなと言った感じだった。
作品を評価するときは、劇中で起こったことが全てで、脚本に文句を言うのはあまりお行儀がよくないというのはわかっている。
脚本はあくまで舞台装置であり、メインは登場人物たちが何を考えてどう動くかであることは分かっているつもりだった。
しかし果たしてキャンプ場予定地から縄文土器が出てきて改修作業が中断する描写は必要だったのだろうか。
起承転結の転が必要だったにしてもちょっと虚しくないか。虚し過ぎないか。
犬山あおいが勤めていた学校が閉校になるのと、タヌキ襲来と看板立て忘れで十分だったんじゃないのか。
土器の件でみんなすごく落ち込んでしまって、見ているコチラでさえも、これ落とし所はどうなるんだ…最悪の場合キャンプ場計画が完全消滅して最初の本栖湖のキャンプ場で5人で「残念だったなーあっはっはー…」もありえるぞ…ってビクビクしながら見てた。
鑑賞直後はこのことでずっともやもやしていた。
しかしよくよく考えてみたい。劇中で彼女たちは大人になった。大人になるということは、理不尽に遭っても柔軟に生きるということ。
この映画はそれを言いたかったのかなぁと思い始めた。
キラキラした若者が主人公の物語なら、やりたいことが全部成功してハッピー!!!で終わってもいい。
だが大人として社会人として生きる以上は理不尽なことがあっても理不尽とうまく付き合っていく、大人とはそういうものだよ、ということが言いたかったのかもしれないなぁと思い始めた。
まあ、彼女たちの作るキャンプ場は、あるものを活かすというコンセプトだったから、つまり縄文時代もキャンプに巻き込むんだよ!!!!!というところにいったのはまあまあよかったけど。
あと、大垣千明さんなんだけど。
あいつ高校時代の友人たちにタダ働きさせてないか?大丈夫か??
みんなキャンプが大好きで、修繕や工事にしても楽しそうにしてるから気にしなくても構わないポイントではあるのだがちょっとだけ気になってしまった。
そうでなくとも冒頭から名古屋の街中から山梨の山中まで志摩リンを拉致るっていうね…いや大垣さんが嫌いとかではないのだが。
名古屋で酔っ払った彼女の暴走があったからこそ、野クルの5人は再集結したという見方もできる。
大垣さんは少し前までは東京のイベント会社で働いていたようだが「東京暮らしは充分満喫」したらしく山梨に帰郷。
高校生の頃から今まで、変わらないように見えて少しずつ寂れていく故郷をなんとか盛り上げたいと思ったらしい。えらいな。
それだけ故郷が好きなのだろう。
さらに企画書を書いてプレゼンして交渉してちゃんと企画を通してるのがめちゃめちゃえらい。やはりリーダーの器だった。
ところでこの企画書の予算っていくらくらいなんですかね?
せめて県外の3人に交通費は出してあげてほしいんだが…。
テレビ版だと金がないから薪が買えないとか、スクーターの燃料がないとか、山中湖で凍死寸前とか、そのあたりシビアだったと思うのだが。
この映画は最初リンちゃんが名古屋の出版社で働いているところから始まる。
毎朝電車で通勤するリンちゃんかわいそう。
デスクワークしてるリンちゃんがなんか不思議だし男性と話しているのもなんか不思議な感じだった。
はっきり何年経過しているかわからないが、斎藤恵那ちゃん飼い犬のちくわが老犬になっているから7〜8年くらいだろうか。
斉藤ちゃんは正直ちくわとセットありきで単体では影が薄いなと思っているのだが(斉藤ちゃんが好きな人には申し訳ない)
ちくわが散歩の時しんどそうなのが見ていて辛いし、それを見て「ゆっくり行こうね」と声をかける斉藤ちゃんはやさしい。
トリマーの仕事というのも斉藤ちゃんらしいと思う。職場は横浜のどこらへんなんですかね。
参考→https://twitter.com/makotonot/status/1558114444638429194?s=46&t=zH8E7R8G3LfH7dQ4IN8B3w
モデルの建物があるのは横浜ではないらしい。
高校生から劇場版までの間がすっ飛ばされているので進学状況などはよくわからないが、社会に出てしばらく経てばそういうのはあまり関係なくなるか。
みんなでなでしこの家に集まった時も1人1台車を持っているのがすごく田舎らしくて好きだ。
リンちゃんはバイクだけど。
カニ鍋が美味しそうすぎるんだよなぁ。
こっちにはポップコーンしかないのにさぁ(?)
リンちゃんも企画書書いてプレゼンできてえらい。若干社畜根性が染み付いてるリンちゃんだけど上司と先輩がいい人そうでよかった。
各務原なでしこは都内のアウトドアショップで働いている。
好きなことを仕事にしていて羨ましい限りである。
ちらっと「AKISHIMA」の文字が見えたのでGoogleMAPで「昭島市」を検索すると、駅前になんかショッピングモールみたいなやつがある。
画像を確認したら、これだ間違いない。
なでしこが働いてる店はここです!!!(簡単にわかることを偉そうに言うな)
参考→https://twitter.com/momo_mega/status/1538450444258643968?s=46&t=zH8E7R8G3LfH7dQ4IN8B3w
あと社会人になってもソロキャンをしているらしく車がオフロードタイプのジムニーというのもすごくガチ勢らしいと思うし、
ジムニーなんかに乗ってるやつは1週間でショベルカーの講習を受けて操縦を会得してしまうのだという謎の説得力がある。
お店を何日休んだのかは知らん。
行動力の化身、体力お化けであることは変わらず、さらには雪山の中で堂々と全裸になる天真爛漫さも持ち合わせている。
なんかなでしこだけファンタジーの存在のかなぁ。そんなことないか?
明らかにりんちゃんとは付き合ってるんだよなぁ。一緒にカップ麺を食べたり温泉に入ったりしている2人は最高に尊い。
付き合ってるといえば、犬子の学校で待ち伏せてお疲れ様を伝える大垣の場面があるけどこの二人も完全に付き合ってるんだよなぁ。
最初は廃校をキャンプ場にするのかと思ったけど違った。
犬子はおっぱいだけどおっぱいだけじゃないんだ。料理もできるし草刈りもできる。
ゆるキャンメンバーって基本的に生活スキル高いよね。
みんなテントの設営から火おこしから料理からひと通りこなせるのえらいと思う。
さらに無尽蔵かと思わせる胃袋。いっぱい食べて幸せそうな女の子たちは健康にいい。
はい、結論。今回の結論。いっぱい食べて幸せそうな女の子たちを見て、君も幸せになろう。
今回のゆるキャン映画、見た方がいい。
テレビ版未見で見てもたぶん平気。
映画を見て、気になったらテレビ版を見るなりコミックスを読むなりしたらいい。
映画を見て、カニやサーモンを食べよう。
参考サイト:
「パリピ孔明」ゲリラライブシーンを受け入れられなかった理由から探る、人それぞれの「リアリティライン」 - Togetter
[特別教育] 小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育|講習日程を見る|コマツ教習所