神奈川県三浦市にある水族館「京急油壺マリンパーク」が明日(2021年9月30日)閉園する。
画像フォルダを漁ったら、3年前に遊びに行った時の写真が出てきたので、貼っていきたい。
しかしここからバスでかなり長い距離を移動しなければならない。アクセスが良いとはお世辞にも言えない。もちろん自家用車で行っても駐車場は狭い。
うわさでは、実は京急電鉄はマリンパークがあるあたりまで鉄道を伸ばすつもりでいたのだが、小網代の森を通過しなければいけないため、森林保護団体からの猛烈な反対運動に遭い断念したらしい。信じるか信じないかはあなた次第。
気を取り直して…
入場していく。
マリンパークがある三浦市は水産業が盛んで、あちこちでマグロ丼を食べることができる。マリンパーク内でもマグロ丼を食べることができた。
海獣ショーや餌付けなどの時間帯を記すだけでなく無理なく全て回るためのスケジュールが示してあるなど細かい気配りが利いていた。
ファンタジアムという屋内施設にて海獣ショーが行われていた。いま思えばちょっと薄暗いような気がしないでもない。
「ペンギンくん」という名前のペンギンの着ぐるみ。
こちらは本物のペンギン。むかし整髪料のCMで人気を博したイワトビペンギンの一種が展示されていた。
一方アシカはサボっていた。いやサボっているわけではないのだがマリンパークにはアシカは彼しかいないのでたまには休ませてあげたい。
これはコツメカワウソ。2頭でじゃれており、かわいい。
こちらのチョウザメの水槽などは、かなり年季が入っている。マリンパークが閉園する理由としては、入場者数の減少と設備の老朽化が挙げられている。53年前にオープンした当初は「東洋一素晴らしい水族館」と言われたこともあったそうなのだが、「八景島シーパラダイス」や「新江ノ島水族館」と近隣に水族館がオープンしたこともあり、入場者数は年々減少していった。そして今年の5月に閉館が発表された。コロナ禍の影響もあるだろうが、たとえコロナ禍がなくても近々修繕のための休業か、やはり閉館することになっていたのかもしれない。
「油壺マリンパーク」で検索すると「怖い」とサジェストが出てしまう。
やはり薄暗くて、デートスポットというにはほど遠いのか。
サメ〜♪
「え?蒲田に?」でお馴染みのラブカの剥製も展示されていた。
さらにはダイオウイカの剥製もある。このような深海生物は生体展示が難しいが、実物を見るというだけでも貴重な機会だ。そんな機会も失われてしまう。
こちらはイセエビとニシキエビである。相変わらず「ニシキエビ」という文字を打つと「ニシキヘビ」と錯覚してしまう。
キャベツウニを見る。ウニの主食は海藻だそうで、地上の植物でもこのように食べてしまうという。
ラブラブカワウソで締め。
僕は一度しか行かなかったが、半世紀以上もの長い間、地域の住民に愛され続けた素晴らしい水族館だったと思う。その証拠に、最近僕は仕事でマリンパークに通っているのだが、平日でも受付には行列ができて、休日ともなると近くの道は大渋滞である。この緊急事態宣言の折に、県外ナンバーの車もチラホラ見られるが、宣言が明けると同時に閉館なので、マリンパークに関しては致し方あるまい。閉館は残念だが、設備の老朽化なら致し方あるまい。今までお疲れ様でした。あとは動物たちの引っ越し先が決まったらホームページに載せてほしいと思う。
以下参考にしたサイトなど
京急油壺マリンパークの閉館について | お知らせ | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
京急「赤字決算」があぶり出した幻の路線計画 | 都会に眠る幻の鉄路 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース