疲れた。もう本当に疲れた。
最近考えているのは「素人がわざわざ頑張って料理する必要なくね？」ということだ。コロナ禍の影響はいろいろなところに出ていて、飲食業界がその煽りをもっとも受けている業界の一つだ。
そんななか各々のお店でデリバリーやテイクアウトを始めたりしている。Uber Eatsや出前館のようなデリバリー専門の会社も幅を利かせ始めた。そうでなくともスーパーやコンビニに行けばお惣菜やお弁当が売っている。
つまり以前よりも確実に、料理の完成品を手に入れるハードルは下がっている。それを考えたらわざわざ家庭で材料を購入して包丁で食べやすい大きさに刻んで味をつけたり煮たり焼いたり揚げたりして盛り付けて出すっていう手間なんかかけなくてもいいんじゃなかろうか。
コストもたぶんちゃんと計算したらそこまで差は出ないのではなかろうか。計算したことないけど。このコストというのは材料費、光熱費の他に「買い物運ぶの重たかった！」「料理にかける時間があればスマホゲームのイベントもっと走れるのに！」「皿洗うのめんどくさい！」的な意味も含めてである。
だからもうわざわざ家庭で料理というのは趣味程度のスキルでしかないのではなかろうか。たまにすげー奴がいて、挽肉と豆腐を混ぜて作ったハンバーグなので全部挽肉で作るよりも安いです！とか。
あとはクソ田舎なので野菜は自前です！とか、魚は自前です！鶏卵は自前です！肉は…あまりないかもしれないけど絶対ないとは言い切れない。もしくは野菜も肉も自前で、でも調味料と炒め油は買わなきゃいけないとか、そういうのだったら素人でも料理する意味があるのかもしれないけど。
アパートやマンションの一室でミニトマトすら育てられないやつが肉買ってきて野菜買ってきてコメ買ってきて…みたいなのを考えたら最初から出来上がった弁当買ってきた方がよくね？みたいな。
でも僕はつい料理をしてしまう。しかし全工程ではない。カレーライスくらいなら肉野菜を刻むところから始めるが、ルーは売っているものだし。冷凍のエビフライやアジフライは揚げるだけでいい。唐揚げだって肉は切るけど衣は調味された粉が売られているのでそれを使う。
なぜ料理をしてしまうのか。それは、料理している自分がかっこいいからだ。全ては自己満足なのだ。料理をしていると自分がすごいやつであるかのような気がしてくるし。嫁ちゃんもおいしいと言って食べてくれるし、食べられないときはちゃんと言ってくれるし。食事なんて各々好きにしたらいいのだ。これでいいのだ。へけっ。
