外出自粛と自販機

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珍しく仕事の話をする。

 


僕が自販機に缶を詰める仕事に転職して1年が過ぎた。自販機業界にとって春というのはコールド化と言って「あたたか〜い」を全部「つめた〜い」にして回らなければいけないため1年でもっとも忙しい時期と言っても過言ではない。

 

しかしここで新型コロナウイルスによる外出自粛。他の業種と同じく2月くらいから影響が出始めた。特に駅に設置されている自販機などの売れ行きがじわじわ落ち始めた。3月になると学校が休校になりまたスポーツジムや貸し会議室なども閉鎖になっていった。またスーパーマーケットの休憩スペースなんかも閉鎖されている。スポーツジムにはそこにしか納品していない製品が結構あるので結構困るのだが、今回書きたいのはそのことではない。

 

これらの施設が閉鎖されたのはいわゆる「3密」を避けるためである。また企業などもリモートワークが推奨されているが、どーしても現場にいかなければ仕事にならない職種も多い。この仕事もそうである。僕は今現在も普通に働いている。そして納品先の中で、工場なんかは売り上げがほぼ落ちていない。お互いつらいですな…なんて一方的に思いながら納品している。

 

またこれも本筋とはあまり関係ないのだがトラックでラジオを聴きながら仕事をしているのだが「リモートワークしてます」みたいな投稿がたくさん読まれていてつらい。まあリモートワークしていないとそもそもラジオに投稿出来ないので、自然とそういう投稿が集まりやすいバイアスだとわかってはいるのだが、つらい。

 

そんな売り上げが落ちたり、ゼロになったり、変わらなかったりする自販機が多い中、何の変哲もないコインパーキングに設置されている自販機や普通の道端に設置されている自販機の売り上げが上がった。ゴミも増えた。

 

一体なぜ?!と一瞬思ったが、答えは簡単である。それらの近くには小さな公園がある。そしてその公園には親子連れがみっちりであった。外出自粛で出掛けられなかったり学校が休みで時間を持て余した人たちが、住宅街の公園に遊びに来ていた。外出自粛できてねーじゃねーか。ふざけやがってそんなんだから感染拡大が止まらないんだぞ。

 

まあ毎日働きにでかけている僕も同罪なのだが。10万円貰っても物を買うには宅配便の人たちが働いてないと無理だし。つまり完全な外出自粛なんて無理だよ。無理。無理無理蝸牛だよ。