睡眠時無呼吸症候群

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※改題・加筆しました。

 

僕はいま自販機に飲料を入れて回るトラックの助手席に乗る仕事をしているのだが、ある日仕事中に上司から「助手席で寝るな」と言われた。これだけならただ仕事中の不真面目ぶりを注意されただけだが、職場の人は更に「夜寝られてないのでは」と言ってきた。いびきをかいてないかちゃんと病院で調べた方がいいということだった。これは2019年11月頃だった。たしかに睡眠時無呼吸症候群というのを聞いたことがある。もし病気で、治るなら、治したほうがいい。というわけで、いびきをかいてないか確かめるために病院へいくことにした。

 

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睡眠時無呼吸症候群は、どの病院でも診てくれるわけではない。インターネットで適当に調べて、診てくれる病院の中から自宅に一番近い病院にいく。病院の先生に、仕事の内容と上司に言われたことを説明する。すると、とりあえず検査してみましょうということになり、簡単な検査キットを貸し出された。血中酸素濃度を計測するパルスオキシメーター(最近コロナ関係でよく見かける、指を挟むと何%と表示されるアレである)と、鼻に装着するチューブがセットになったものだった。これを家に持ち帰り、装着して就寝してくださいということだった。その日の晩は検査キットを装着して就寝した。

次の朝、目が覚めると検査キットはおもいっきり外れていた。僕はそのままキットを指示通りに郵送で病院へ送り返した。何日かして、2回目の受診。検査の結果を聞きに行った。当日僕は、就寝から2時間足らずのうちにキットを外してしまったらしい。しかし、その2時間足らずの間に何度も呼吸が止まっていた形跡があると言われた。なので、近いうちに本格的な検査が必要だということになった。病院に一泊する必要があるという。職場に勤務予定を調整してもらって、後日検査入院することになった。と言ってもうちの職場からは検査入院のために2連休を頂くことはできなかった。

検査入院当日。残業無しにしてもらって仕事帰りで19時に病院入り。持ち込んだコンビニ弁当などを食べて、歯磨きなどして準備ができたら看護士さんを呼ぶ。電極を身体のあちこちに取り付けて、21時には消灯。どうでもいいがその日は、10年に1度くらいの大雨だったらしいが、病室にはテレビも何もなく、早く寝るためにスマホも見るのをやめたので、そんなことは全くわからなかった。翌日は6時起床。シャワーを浴びさせてもらい、そのまま出勤した。

そのあと、4回目の受診にて、入院の晩のデータ解析の結果、僕は「睡眠時無呼吸症候群」の診断をうけるのだった。この後「睡眠時無呼吸症候群」の治療に入っていく。

睡眠時無呼吸症候群の治療には3つの方法があるという。

一つは、なんかよくわからない機械を装着する方法。「C-PAP」という名前らしい。睡眠時無呼吸症候群にも程度があり、C-PAPはよほどひどい症状の人が着けるものだそうだ。僕の場合は該当しないらしい。

次の方法は、痩せるということだ。睡眠時無呼吸症候群の原因のうち一つが肥満にあるという。肥満が原因の場合は、減量もしくはレーザーによる治療になる。これも僕の場合は該当しない。

というわけで3つ目の方法。それは、自分専用のマウスピースを作り、毎晩着けて寝ること。僕はこれに当てはまるようだった。家から通える距離の、マウスピースが作れる歯医者を紹介してもらい、後日マウスピースを作ることになった。

後日、紹介してもらった歯医者に行く。上下全歯の歯形を取るとその日は終了。さらに後日、僕専用のマウスピースが完成したのだった。

マウスピースを着けて寝るのは最初は違和感があるが、そのうち慣れる。そしてマウスピースをつけることで、前よりもぐっすり寝られている気がする。昼間起きていられる時間が増えた気がするし、嫁もいびきが減ったと言っていた。たまにマウスピースを着けるのを忘れたまま寝てしまうこともあるが、基本的にマウスピースを着けて寝ることで、睡眠時無呼吸症候群の治療は終了したということらしい。