【映画メモ】事故物件 -怖い間取り-【ネタバレ】

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8月30日に「事故物件 -怖い間取り-」を見てきた。

 

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なんというか、最初は正統派ホラーの感じがあるのだけれど、一番盛り上がるところは…その…演者と役割を考えると…すごく…仮面ライダーキバです…。

 


いったいどうしてそうなってしまったのか。やっぱりただのルポ本だったのに、映画になんかするから話のオチを持ってくる必要があったからなんだろうか。

原作は全く読んでいないが、謎のシュール漫才から話は始まる。最初あの女装してる方が亀梨君なの気づかなかったよ!

最初の方の、ヒロイン小坂梓にしか見えてない幽霊とか、カメラには何かが映っているとか、その辺りまでは正統派ホラー感あったのにね。たぶんこの辺りで、主人公の山野ヤマメに死神が取り憑いてしまったのだろう。そこにやけに協力的な不動産屋の横水純子の悪ノリも加わり事故物件がどんどん出てくる。

 

映画の中で説明があるが、事故が起こり住人が退去した物件は事故物件として載せなければいけないが、そのあと誰かが住んで普通に暮らして退去した分には事故物件の扱いでなくなるらしい。つまり普通の物件も自分が住む前の前は事故物件だった恐れがある。映画の中ではそれを通り越して、「前の住人がドアノブで首を吊った」→「前の前の住人はロフトの梯子で首を吊ってました」という物件が出てくる。あな恐ろしや。

 

テレビの企画のために、芸人として生き残るために事故物件に住み始めたのに、山野自身よりも周囲に不幸が起こり始める。元相方の仮面ライダーキバ中井大佐にも愛想をつかされてしまう。ヒロインも離れていってしまう。この辺りは切ないが、最終決戦では2人とも主人公のところに戻ってきてくれる。しかも最初のビニール傘が最終決戦で大活躍する。どうしてホラー映画にフードかぶった骸骨の死神が出てくるのか。僕は一体何を見せられていたのか。4件目の物件で幽霊が次々に現れるあたりから、明らかに映画のジャンルが変わっている。まあそこそこ楽しめたから、いいか…。