【映画メモ】羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来【ネタバレ】

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11月18日に「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」を見てきた。映画館で予告を見て気になっていた作品の一つだったので、見ることができてよかった。

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まずこれ知らなかったんだが中国で作られたアニメだということだった。すげー時代になったなと思った。アニメ映画といえば日本がリードしていたんじゃないのか。ジャパニメーションって言うくらいだぞ。中国や他のアジアの国が日本のアニメを真似して怪しいアニメを作って怪しい経路で流していたんじゃないのか。それがここまでクオリティの高いアニメを自分たちだけで作った。キャラクターはちゃんと可愛らしいし、滑らかに動く。作っただけではなく、日本に送り出してくるまでになった。すげー時代になったなと。そういえばスマホゲームの「Yostar」っていう会社も中国の企業が母体らしい。まったくすげー時代になったよ。そのうち何もかも中国に追い越されてしまいそうだ。

 


あとはまあ、シャオヘイくんがかわいい。花澤香菜さんが声を当てているので女の子かと思ったがどうやら男の子らしい。6歳の妖精の男の子。子猫から化け猫、さらには人間の男の子へと自在に変化することができる。最初は子猫の姿でいることが多いが、作画が猫の体型や動作をよく再現している。みなさん猫はお好きですよね。少し目がデカすぎるがそれはデフォルメの範疇だろう。人間形態の時は全体的にプニプニしてそうな6歳児の身体つきそのものである。主にほっぺたとかプニプニしてそう。あと美味しいものを食べた時のしいたけ眼すがかわいい。重ねていうが、男の子であるので、みなさん変な気を起こさないでいただきたい(※女子でも6歳はダメです)ちょっとタマタマ映るし。

 

そんなかわいらしいシャオヘイ君の住処である森を人間の重機に蹂躙され、シャオヘイ君が逃げ惑うところから物語はスタートする。街に逃げ出したシャオヘイ君は、同じく妖精のフーシーに保護される。このフーシー、櫻井孝宏さんが声を当てているが…実に櫻井孝宏である。みんなが期待している通りの櫻井孝宏である。やったぜ。シャオヘイ君はフーシー一行に加わり、食べ物を分けてもらい、寝床を用意してもらった。しいたけ眼で喜ぶシャオヘイ君。しかしいきなり現れた最強の執行人と名高い術師のムゲンに拐われてしまう。ムゲンは人間だが、妖精の仲間がおり、さらに妖精を遇らうだけの高い魔力と技術を持っている。腕に鉄片(?)をいくつか巻いており、さながらファンネルのように自在に操る。シャオヘイを捉える時も鉄片をいくつか飛ばし、巻き付けて縛っている。シャオヘイは幾度となく逃げ出そうとするかまだその度にムゲンに捕まってしまう。3回目くらいで逃げられないって気づいてほしかった。ムゲンは宮野真守が声を当てている。ムゲンはシャオヘイの潜在能力を見抜き、術の稽古をつける。ムゲンはシャオヘイを拐い、イカダを作り海を渡っていく。正直このイカダのシーンが長過ぎると思った。いったいどこからどこへ向かっていたのだろう。もっというと、僕は声優さんに釣られて映画を見たので、たくさん丁々発止のやりとりをしてほしかった。まあこの辺は僕が勝手に期待していたことなのでどうでもいい。絵が綺麗だから!!

 

フーシーもシャオヘイの才能と能力に気づいていた。つまり人間と対立しているフーシー達と、人間と共存しているムゲン達の戦いであった。しかしこの辺りも悪い人間があまり出てこないのでわかりにくい。ムゲンに稽古をつけてもらって術を徐々に発現させたシャオヘイ。シャオヘイが持っていた空間を操る能力を、フーシーが奪い取り、人間達の街を跡形もなく消し去るために使う。フーシーのこの動向については、声優的に、ほらやっぱり!としか言えない。この辺りもなんだかよくわからないが雰囲気で最終決戦っぽいことは伝わってくるのだ。

 


全体の感想としてはあまり人にはお薦め出来ないと感じた。ただ中国発信のアニメが今ここまできていますよということが知れたので、それだけでも見る価値があった。あとやっぱりキャラクターは可愛いので、ビジュアルに惹かれた人は見に行ってもいいのかもしれない。