※最初に断っておきますが僕はポケモンシリーズは大好きです。
こないだフォロワーさんが「ポケモンのタイプ相性が覚えられない」という話をしていた。改めて言われると属性が18もあるゲームなんて他に思いつかない。
むかしGBAであった『マジカルバケーション』というゲームは16個属性があったが、そのうち13個の属性は輪っかになっていた。
ポケモンは小さい輪っかがいくつかあるが、本当に属性同士の相性が入り乱れている。登場人物の誰と誰が両想いで、片想いで、みたいな表になる。頭おかしいゲームだねポケモンって、みたいな記事を書いてみようと考えていたのだ。
しかしこの件についてより詳細に書かれたページを見つけてしまった。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/40858.html
以前読んだ本に「既に誰かが書いていることをあなたがわざわざ書かなくてもよい」と書かれていた。しかし「自分が読みたい記事なら書く価値はある」とも書かれていたのだ。
【読書メモ】読みたいことを、書けばいい。 - 宵闇林檎〜中身ゆるゆるブログ〜
だから供養の意味で、ネタ被りを承知で、ポケモンのタイプが多過ぎることについて書いていきたい。
ポケモンのタイプがヘンテコなのは、エレメントと種族とバトルスタイルがごちゃ混ぜにされている点にある。具体的には「ほのお」「みず」「でんき」「こおり」「じめん」「どく」はエレメントで他のゲームでいう属性だと思う。「くさ」「むし」「いわ」「ゴースト」「ドラゴン」「はがね」「フェアリー」は種族や身体的な特徴を表しているだろう。「ひこう」「かくとう」「エスパー」「あく」は単なる戦闘スタイルや概念である。「ノーマル」はよくわからない。
例えば僕の最推しの超可愛いヒトカゲは「ほのおタイプ」である。火を操って戦い、水が掛かると弱体化する。わかりやすい。
ヒトカゲの最終進化形態がみんな大好きリザードンだ。「ほのおタイプ」と「ひこうタイプ」を併せ持っている。ここで注目してもらいたいのは「ひこうタイプ」である。普通のRPGであれば「風属性」とするところだろうに「ひこうタイプ」。風を纏うとかではなく、ただ飛んでいるだけである。ポケモンで大事なのは技のタイプなので「ひこうタイプ」の技にどんなものがあるか見てみよう。まず「かぜおこし」「エアカッター」「ぼうふう」など。いずれも強風を起こして相手にぶつける技である。ちなみに「たつまき」はドラゴンタイプの技なので気をつけてほしい。一方で「つつく」「つばさでうつ」「ドリルくちばし」などもひこうタイプの技である。もう鳥の身体で殴ればひこうタイプの技なのである。よくわからない。
リザードンはメガシンカしてメガリザードンXになることができる。メガリザードンXは「ほのおタイプ」と「ドラゴンタイプ」である。逆に言えばそれ以前はドラゴンではなかったのだろうか。いったい何なんだ。
他のRPGではひとまとめになっていそうな属性が分離していることも原因の1つだろう。たとえば「みず」と「こおり」は並のRPGなら「冷属性」にまとめてしまうはずだ。だが個人的には「みずタイプ」とは「水棲の生き物」以上の意味はないような気がしないでもない。もっと言えば魚はとりあえずみずタイプなのだろう。さらに「いわ」「じめん」はまとめて「地属性」になるはずである。しかも「いわ」「じめん」は分かれているくせに2つ一緒に持ってるやつの多いこと多いこと。あとは「どく」「ゴースト」「あく」あたりは「闇属性」に括れるだろうし、「かくとう」「エスパー」「フェアリー」は「光属性」にまとめてしまいたい。
ここまでやっても、なお異彩を放つ「ノーマルタイプ」とはいったい何なのか。他のRPGでいう「無属性」にあたるとは思う。しかしノーマルタイプの技はゴーストタイプに無効、いわタイプやはがねタイプには半減である。無属性ではない。ノーマルタイプのポケモンを見るに「何のエレメントも持たない単なる獣」みたいなイメージだと思う。ポリゴンは知らん。
僕は赤緑の時代からポケモンをやっているので、そういうものだと思いこんでいたが、改めて考えるとポケモンのタイプというのは他のゲームの属性と比べて異質なのだなと感じた。
【おまけ】
パズドラの属性相性。戦闘画面に表示されている。
グラブルの属性相性。戦闘画面に表示されている。
ポケモンGOの属性相性。公式サイトに載っているが、ゲーム内でこの表を見ることはできない。アホかと思う。