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(2018年アメリカ)


なんと全編パソコンの画面で構成された映画である。役者さんが演技しているところもあるが、ウェブカメラを介してパソコンの画面に映された動画として表現される。パソコンあるある・ネットあるある+父娘のすれ違い、と言った映画。

 


物語は幸せな夫婦に娘が生まれたところから始まる。家族に何が起こっているのかは、パソコンに取り込まれる写真や動画、スケジュールアプリでわかるようになっている。なんだか他人のパソコンを盗み見ているような不思議な気分になってくる。

 


人間の生活が全てパソコンで表すことができるようになったというのがすごく不気味というか、ここまで来たのかという感じ。OSのバージョンで時間の経過がなんとなくわかるしこの家族は娘のピアノ発表会の動画なんかをバンバンYouTubeにアップロードする。連絡を取るときはメッセンジャーアプリで、電話をかけたかもわかるし、メッセージを途中まで書いてやっぱり書き直しして送信、なんていう場面もある。

 


後半は娘と父親がコミュニケーションをあまり取っていないことである事件が起こる。しかしいくら行方不明だからって娘のパソコンを開けてしまうのは…いや命がかかっているから仕方ないと言われたらそれまでだが、娘が配信サイトで配信してるのとかもわかっちゃうんだよね。しかも結構何回も顔出しでやってるのに閲覧3人とか恥ずかしい。 

 


あと個人的にはすごいマニアックなポケモンが映画の中に唐突に登場するのが驚いた。モンスターボールのアクセサリが出てきて「好きなポケモンはなに?」というやりとりがある。「せいぜいピカチュウだろう」みたいに高を括っていたらまさかのユクシーカクレオンである。しかも伏線とも取れる扱い。みんなユクシーとかカクレオンとか聞いてピンとくるのか心配である。