精神障害者手帳取得

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僕は昔から周りの人間と少しズレていた。大人になってからも仕事が長続きせずに、一つの職場を1〜3年で辞めると言うのを繰り返していた。6ヶ所か7ヶ所は職場を転々とした。そして現在の職場で働いているときに心療内科を受診した。そして広汎性発達障害と、注意障害という診断が出た。それからしばらくして(初診から半年)、精神障害者手帳を取得した。3級である。

 


なんとも複雑な気分だった。自分ではまともに、普通にしているつもりだったのである。しかし安心感もあった。いままで世間とズレていて他人と会話しているときに向こうが言いたいことがわからなかったり、こちらの訴えがうまく伝わらなかったりしたことに、ちゃんと理由があったことになる。

 


しかしやはりそれならばもっと早く診断が出ていれば人生の苦労が多少は減ったのかなどと考えてしまう、僕は1986年生まれである。34歳なので早いとは言えまい。ただ今わかってよかったと思うしかない。もっと遅くならなくてよかったと思うしかない。職場の先輩や上司からは、薬を処方されてからはだいぶ仕事ぶりがマシになったと言われた。そう言ってもらえるなら、病院に通って薬を飲んでいる甲斐があるというものだ。

 


前に書いたように副作用もある。最近は身体が薬に慣れてきたのかストラテラ40mgを飲んでも副作用が少なくなっている。

 


しかし職場の先輩や上司とのやりとりは完璧ではなく、対人コミュニケーションは慣れた人でないと苦労してしまうし、させてしまう。薬を飲んだからといって健常者と同じようになれるわけではないのだ。薬を飲んだからといって定型発達と同じようになれるわけではないのだ。自分では普通にしているつもりなのだ。それなのに、周りからはちょっと違和感を持たれる。それを後悔する日々。

 


もっと相手にわかりやすい表現が出来たら、どんなにいいか。しかし健常者も含めて人間というのは、自分が認識している以上のことに気を配るのはなかなか難しい。発達障害の僕なら健常者よりも範囲が狭くなってしまう。障害者だとわかってくれている人は我慢してくれるが、こちらにはもどかしさが残る。

 


もっと相手の言うことがすぐ理解できたら。でも相手の言葉にピンと来ないから、何回も聞き返す。もっと相手にわかりやすい言葉選びができたら。しかし自分ではそう考えているので、そのまま伝える。コミュニケーションに困難を有する日々。つらいが、なんとか騙し騙しやっていくしかない。みんながみんな好き好んで車椅子を押したいわけではないのだ。