【再掲】君の名は。【ネタバレ】

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(※旧ブログからの移転記事です)

 

君の名は。」を観てきた。

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もともと観るつもりはなかったのだが、やたらロングランだし、ネタバレが目に入るうちに興味が湧いた。

予告を見て、単なる男女入れ替わりラブコメだと思っていたのだ。予告の流れ星も、なんかロマンチックな演出なんだろうかくらいにしか考えてなかった。しかし、予告の流れ星が実は女の子に直撃して女の子は死ぬだとか、男の子と女の子の時間軸はズレていて男の子が女の子よりも未来人であることを生かして女の子を救うだとか、女の子が巫女さんで口噛み酒を作るとか、そういうネタバレを見て、とても興味が湧いたのだった。

 


観終わって印象を一言で言うと、東日本大震災を、起こる前に現地住民に知らせられたら、な映画だと感じた。

序盤は自分に起こったら面倒だな、と思って見ていた。劇中でも描写されているがまず土地勘が全くないのではすぐにまともに生活できないしアルバイトや伝統芸能などもいきなりやれと言われても難しいだろう。そりゃ曜日のズレに気付かずに、3年ズレていることに気付かなくても仕方あるまい。スマホのロック画面って普通は日時と時刻、曜日しか表示されないし、入れ替わりがランダムなら曜日のズレには気付きにくい。でも日記つけてたらわかるだろ

 


瀧くんが3年前の隕石落下を覚えていなかった件については彼が当時受験生でテレビなんか見ていなかったから、 それでも1200年に一度の天体ショーくらいは見ようと思い東京で隕石を見たが、その後すぐ眠りにつくか勉強を再開し翌日もニュースを見ずに登校したからではないか、という仮説を立てることもできるがそれよりも宮水家の結びの力により隕石落下の記憶を消されたのではないかとも考えられる。隕石落下から糸守町を救うには瀧くんが現地に行って三葉の半分である口噛み酒を飲む必要があった。彼が糸守町のイラストを描き起こした時点で、隕石落下の件を覚えていたら、現地に行こうとはしなかったのではないか。

 


そういえば彼らが入れ替わりが途切れるまで相手に電話やメールをしない点も多少不自然である。でも、それでつまらなくなってるわけじゃないし、お話を作る上でスマホって邪魔なのかなぁ…。日常スマホを使う場面は出て来るけど、二人の間では日記帳としてしか機能してないし。20年前に作って入れ替わりのルールや日記が書いてあるのが紙のノートとかでもストーリーに支障はないし。

 


一葉も二葉も入れ替わりを経験したみたいな話があったし多分宮水家は代々隕石落下を察知するためのチャネリング能力を神様から与えられていて今回たまたま上手くいったんだろうなーとか考えた。それなら、もし二葉が病死してから三葉が覚醒するまでの数年間に隕石が落下してたらやばかったってことになるけど。

 


奥寺先輩が嫌な奴じゃなくて安心した。勝手に岐阜まで付いて来たときは完全に瀧くんが想い人に会うのを見てニヤニヤしたいだけだろ、なんだこいつ…と思ったけど良い人ですごく安心した。三葉がなかなか見つからなくてキレだすんじゃないかとヒヤヒヤしてた。ほんと安心した。