【読書メモ】秘島図鑑

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『秘島図鑑』

清水浩史

河出書房新社

初版:2015年7月30日

 


『秘島図鑑』という本を読んだ。

 

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日本という国は、約6800の島々からなる国である。その中には、本土から遥か遠く、絶海の孤島であるにもかかわらず、日本領とされている島がたくさんある。本書では、そんな島々を、筆者の独自研究に基き紹介している。かつては人が住んでいた島もあるが、本土から遠すぎるか、資源をとり尽くされ、経済圏を維持できなくなり、無人島と化している島や、また地形が険しすぎて人が住んだ記録はないが海鳥の営巣地になっている島も紹介されている。こうした島を領土にすることは資源が乏しい日本においては排他的経済水域を広げるために必要なことだ。

 


この本を読んで一番驚いたのは「秘島に本籍を移せる」ということだった。秘島に本籍を移すことによって、書類上は人が住んでることになり、C国やK国から侵略されにくくなるとかなんとか。だから領有権運動をしている研究者なんかが本籍を北方領土竹島に置いていることもあるらしい。すごい話だ。本籍が沖ノ鳥島とか、いったいどうなってしまうのだろう(どうもならない)