ポケモンLEGENDS アルセウス その2

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ポケモンアルセウスをプレイしております。とりあえずスタッフロールは見た。

 

その1【ゲームメモ】ポケモンLEGENDS アルセウス その1 - 宵闇林檎〜中身ゆるゆるブログ〜

 

 

ネタバレあり。

 

 

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ストーリーはひとまずひと段落した。

主人公が荒ぶるキングポケモンを次々と鎮めていき、5体目のクレベースを鎮めたのち、空の色が変わることに。そこで主人公はコトブキムラを追い出されてしまう。事あるごとに「空から落ちてきたおまえを信用しない者もいるだろうが」と言ってきたデンボクが実は主人公を信用してなかったってことなんだ。

そしてあちこちのブログや動画でも出ている事だけど、デンボクは実はジョウトの出身で、故郷の村をポケモンに滅ぼされてしまったため、ポケモンを怖がっている。そしてポケモンを怖がらずに使役している主人公のことも、得体が知れない信用できないやつだと考えていると言う事らしい。ジョウトの出身というのは、主人公がシンオウ様を捕まえた後にオリジンシンオウ様が現れて逃げなければならない時にマサキやアカネと同じジョウト弁が少しだけ出るのでわかるというふうになっている。そしてデンボクの故郷の村はギャラドスによって焼き尽くされ、ダイパの時代では「いかりのみずうみ」となっている…らしい。ついでに言うと、デンボクの懐刀を自称する、イモヅル亭のムベは忍者の力を持っている。金銀でいかりのみずうみのすぐ南にあるのは忍びの里チョウジタウン。つまりそういうことらしい。

ユクシーエムリットアグノム、通称「UMA」によってもたらされたあかいくさりは、オリジンシンオウ様には通用しなかった。しかしあかいくさりと、発掘されたオリジン鉱石を使って、主人公の先輩によって作られたオリジンボールで、オリジンシンオウ様を捕まえて、大団円。祭りを開くぞ!でエンディングへ。

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総評としては、世界観はすごくいいのだが、作り込みが若干甘いのかなという印象である。せっかく100年前のシンオウ地方を舞台にして北海道開拓時代の和風の世界観を用意したのに、カタカナ言葉が多過ぎると思うのだ。まず「ポケモン」「モンスターボール」がダメ。道具の名前にカタカナ言葉が多過ぎるし、ポケモンの名前もゴリゴリ日本語から外国語由来のものまで混在しているので、雰囲気が壊れていると個人的には感じた。出来たら標準和名みたいなものを用意してくれたらもっとよかったと思う。まあでもこの辺りは、ラベン博士がちょっと外国語が話せるような描写があるし、彼が名前をつけたとすればまあ説明がつく。ただし彼が書いたと思われる図鑑説明文は、現実世界の日本の明治後期から昭和初期に使われた文体によく似ている。まあラベン博士の母国語がわからないし、もしかしたら外国語は話せるけど書けないのかもしれない。或いは現実の言葉に訳したらそうなるだけでポケモンの世界には外国語なんてないのかもしれない(ブラックホワイトから目を逸らしつつ)

前回も少し書いたが、操作系にも難がある。投げるものを切り替える煩わしさについては前にも触れたが、あとはライドポケモンについて。崖や水上など得意なポケモンがいると簡単に切り替えられるのはとても良いと思う。初めアヤシシに乗っていたとして、イダイトウは水上は無条件に切り替わり、地上にたどり着けば自動的にアヤシシに戻る。そこまではいい。問題はオオニューラで、アヤシシでは崖を登れないのでAボタンを押してオオニューラに代わる。そのあと崖を登り切ってもオオニューラのままなのがよくないと思う。ここまで書いてて思ったがたぶんLスティックの下の十字キーの左右を押せばうまく切り替わるんだろうな。後で試そう。ライドポケモンについてはもう一つあって、アヤシシと生身でダッシュの操作が変わるのはほんと良くないと思う。スティック押し込みが嫌だとは言わないので、アヤシシと生身でダッシュを統一してくれ。

あとは、捕まえたポケモンにエサをあげられない、きのみやよせだまなどは全て野生ポケモンに対してしか使えない。これはなかなか致命的だと思う。ポケリフレやキャンプなと本編シリーズにも手持ちポケモンと触れ合う手段は用意されている。たしかにアルセウスでは町などで手持ちポケモンを全て出して話しかけたりできるのだが、撫でたりエサをあげたりは出来て欲しかった。まあこれも200匹分モーションやリアクションを作るのは大変かもしれない。

ポケモンは、ただのゲームだと考えるプレイヤーや、ペットとしてわしゃわしゃ愛でたいプレイヤーなど、ユーザーのニーズが多岐に渡るため、全てのユーザーが満足するゲームというのはなかなか作れないと思っている。しかしこのポケモンレジェンド方式は今回が初めてなので、もしかしたらこの方式をブラッシュアップした次回作(「ポケモンLEGEND キュレム」とか?)が出るかもしれないので、期待したい。